VDT症候群っ て何?

 

 

 
      

 

                                                      

VDT(Video Display Terminal)症候群とは、昔タイピストが職業病として腱症炎になったように、パソコンを初めとするOA機器によって発生する現代版職業病のことです。

 

  その症状としては、目の使い過ぎから来る肩・首のこり、目のケイレン、手指の痛み・しびれ、腰痛、低血圧症はもとより、過労やストレスからくる腹部の不快感、胃十二指腸潰瘍、慢性頭痛、肝臓障害等が主なものですが、その他にも幻覚や幻聴・動悸・脅迫感・不安感等を伴ったノイローゼ(心身症)もVDT症候群の一部と診てよいでしょう。

  タイピストの腱症炎は、仕事をしていなければ何ともありませんでしたが、VDT症候群は仕事を離れても症状が続くのが特徴で、ひどい場合、事務職を離れても尚しばらく症状が続いた例もあります。

 

  これは改めて説明するまでもなく、極端な環境の不良化によって発生したもので、半分は心の病気でもあります。こう言った場合、実験・実証に基ずき検査の数値データばかりを信頼している西洋医学では、当然《症状があるのに病名が付けられない》状況で、「気分の問題だ」「自律神経の失調だ」等と言うだけで、治療ができません。

 

  ところが《自然への適応》が主目的の東洋医学では、身体の変調は全て12本の経絡の変動であると統一的に捉えてていますので、単なる運動器疾患より、むしろVDT症候群のような「半分は心の病気」という疾患の方が得意であります。

  ”はり、きゅう”は、一部の人達だけに有効なものでもなく、もちろん年齢にも関係ありません。VDT症候群に苦しんでおられるOLやサラリーマンの方々がおられましたら、是非一度治療を勧めてあげてください。

       脉診流 にき鍼灸院

522−0201  彦根市高宮町日の出1406

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