ストレッチ体操をしよう(No.2)

 では、ストレッチを上半身から順に紹介していきます。説明の繰り返しになりますが、目的により動的ストレッチと静的ストレッチを使い分けてください。

両手の指を組み、手のひらを外側に向けて背伸びのように上へ伸ばしている写真   背中で両手の指を組み、手のひらを地面に向けて腕を下側に伸ばしている写真

 まずは左のように「背伸び」です。両手の指を組んで手のひらを外に向け、その手のひらを天高く突き上げます。うーん、これだけでも目が覚めそう。
 続いて右のように、同じく両手の指を組んで手のひらを外に向け先程とは反対に手のひらを地面に押しつけるように伸ばします。「休め」の姿勢で腕を突っ張っているようなものですね。バウンドさせる時のコツは、肘を伸ばすようにすることです。

両手の指を組み手のひらを外に向け、水平から少し上方の角度で外側に身体をひねっている写真   左とは反対方向に身体をひねっている写真

 次も両手の指を組み、手のひらを外側に向けます。最初は正面で水平に腕を伸ばし、そのままやや上方気味にしながら手のひらを先頭に上半身全体をひねります。腕の角度は水平からやや上方程度が適当で、高すぎたり水平より下になってもあまり効果はありません。また顔だけが外を向いててはストレッチにはなりませんので、ご注意ください。それから下半身はあまり動かさないように。うーん、これも目が覚める。
 この運動に関しては左右ともに写真を掲載しましたが、これ以後は一枚のみ掲載であっても必ず左右を行ってください。

伸ばしたい側の腕は肘を曲げ、反対側の腕で肘付近を持って伸ばしている写真   さらに身体の側面まで伸ばすようにしている写真

 このストレッチはやったことがある人にはそれほど難しくありませんが、初体験(?)の人は説明をよく読んでください。
 まず左の写真のように右腕を垂直に挙げてから肘を曲げておきます。肘から先の腕は頭の後ろに来るようにしておきます。左腕を頭の上から回し右腕の肘をつかみます(手のひらでつかまずに手首あたりで押さえ込んでも構いません)。左腕で引っ張り、右腕の筋が伸びるようにします。
 上記のストレッチを左右で行った後には、さらにそのまま上半身ごと引っ張って脇腹も伸ばしてみましょう。身体の硬い人は、無理して伸ばさないように。


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