脉状診の大切さですね

 バセドー病の場合、まず上向きになっている三角形になったのこぎりの歯をイメージしてください。
 脉状で第一の特徴は、鋭い角度で右斜め上ヘと突き上げてくるように上昇をしてきます。第二の特徴は、垂直に落下をします。
 そして第三の特徴が一番大切で、垂直に落下しているのを待たずに次の右斜め上への上昇があります。つまり、脉状が一部重なっているわけです。これが認識できたなら、脉診だけでバセドー病は診断ができます。
 先々週からの患者さんは服薬をされていたのでむしろ遅脈だったのですけど、この脉状から見破って治療をしたところ今日は薬を飲んでいないのに一番苦しかった頭痛がとれてしまっています。節々の痛みもありません。脉状診の大切さですね。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です