またまたバセドー病の患者さんが

 午前中に、またまたバセドーの患者さんが来院されました。看護婦さんなのですけど全く病情とバセドー病の関係性については気づいておらず、「まさか自分が内分泌の病気になっていたとは?」と、前半は驚きでどんな治療をしていたのかも覚えていないということでした。
 そのときに話をしていたのですが、最近はバセドー病に遭遇することが確かに多くなっています。以前より、ずっと患者数が多いです。これは抗生物質の使いすぎによるところも関係しているのでは?
 アメリカ大陸では従来の抗生物質が効かないスーパー耐性菌が広がってきており、これ以上スーパー耐性菌を広げないように抗生物質の使用制限に入っているということです、日本では相変わらず抗生物質をビタミン剤よりも多く処方しているくらいなのですけど、抗生物質を一つ作れば必ずそれよりも強い耐性菌を生み出すのですから、本当に必要最小限の使い方にとどめておかねばならないのに・・・。これじゃ医療費がいくらあっても足りないわけです。

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