季節の治療で少し思ったこと

 気がつけば秋分の日を過ぎているので「五の季)であり、肺経と大腸経が担当する時期に入ってきています。
 ネットサウンド講義で脈診からの証決定の手順を解説したのですけど、ここは敢えて時邪を最初に処理せず証決定をやってみようということで、本部が言う季節の中の治療を意識しながら昨日と本日は観察してみています。
 季節は秋ですから脈状は渋ったものが目立つというか絡んでいることになっているのですけど、酷暑から一気に爽やかになってしまったので渋った脈状の人があまりいません。突然痛みが発生したというケースならあるのですけど、それは季節とあまり関係ないと思われます。それよりも脾虚が目立つのは、暑かったからであり暦とずれています。
 けれど井穴から時邪を払うのは太陽の角度をしっかり人体が受け止めているからであり、こちらはしっかり反応をしています。そして見落としそうになったぎっくり腰の陽経から邪気論で治療をするケース、切り分けツールのほうが遥かに簡便で有効だと私は思うのですがねぇ。

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