側頸部の強い硬結

側頸部の硬結があまりに強くなると、丈夫だと顔面の痛みを起こしたりで、中央だと肩上部から上肢の痛みになったりします。
以前から翳風付近の硬結が顎関節症や三叉神経痛の引き金になっていることはわかっていたのですけど、口の中の痛みになるというものは近年発見したものです。
天帝や扶突付近の強い硬結というものもあったはあったのですけど、首の痛みだけで上肢にまで痛みになるものはなかったのに、本日の患者さんは血行障害まで出ていました。これは今年はじめから治療している患者さんのことがあったのですぐ診断できたのですけど、この暑い日に右手だけ冷たくなっているという状態は、本人が気づいておらず深刻になっていなかっただけで恐ろしい状態でした。