自分の身体でも五気での「季節の治療」を実験

時邪を応用した切り分けツールは六気を基準として運用しているものですけど、特に夏バテの時期になると時邪があまりに強すぎて井穴を摂按するだけでは不十分なため五気で当てはめて瀉法が必要になるため陰経も陽経も落ち着ききれない等理論が成り立ちます。
午後も臨床をしているとさらに何名かの該当を見つけ、特に女性の患者は七十五難型で強引に落ち着けてしまうケースがあるとは自覚していたので「季節の治療」で衛気の瀉法、それもごく軽い短時間の手法のみであまりにきれいな脈状になってしまうのには驚きました。
本日の私は昨夜の空きっ腹でひたすらビールを飲んでいたことからまだお腹が気持ち悪く、そこへ昼休みのランニングは元々決まっていたことですけどこの際ですから強引に五気での時邪が出やすいようにとサウナまで入ってきたなら、午後はずっと全身が火照っている状態です。純粋な暦ではまだ少し早いのですけど高温多湿の気候は土曜として扱うべきということで、確認をしてから脾経の太白へ衛気の瀉法。鍼をしたならすぐ全身の熱が取れて寝落ちしてしまうほど気持ちが良くなりました。標治法がないので今はまた少しのぼせ気味ですけど、頭がとてもはっきりしています。