先送りばかりの消極的な選択肢の結果が

鳥取県の米子松蔭高が学校関係者にコロナ感染がわかったということで一度は大会出場を辞退しなければならなくなった問題、ネットや著名人からの激しい講義もあり昨日の夕方に出場停止が解除されたというニュースはすでに書きました。
でも、「出場停止を取り消す」という表現、やっぱりおかしいですよね。家族や指導者を含めて野球部関係では誰も感染がないのであり犯罪行為もないのに、どうして「出場停止」だったのでしょうか。
どうもニュースを総合すると、まず高野連が感染防止ということで近隣の感染者がないことを条件にはしていたようですけど、その範囲とか扱いについては各地方の高野連に委ねられていて、そして実際に出場するかどうかは学校長に委ねられてと、誰も「決められない」「決めたくない」の人任せばかりです。それで試合開始までに保健所から野球部には感染者がいないという確認が間に合わなかったので出場辞退という選択肢しか出てこなかったということらしいのですけど、大人が消極的な選択を先送りばかりにした結果でしょう。子供のことを何も考えていない。
オリンピックも全く同じ消極的な選択を先送りにするだけだったので無観客ということになってしまいました。プロ野球では2万人近く入れているのに、オリンピックの野球は誰も感染することが出来ないんだ。全く変な国になってしまったものです。