還元主義を超えて・全包括的(ホリスティック)な健康観の為に

ホリスティック医学

      目指しているもの

  初診の方にいきなり“ホリスティック医学”なんて言葉は難しいかも知れませんが、内容的には極普通のことです。しばらく我慢して読んでください。

  発想としては・・・・・医学は進んだと言われながらもその実態を見てみれば死因の上位を占める主要疾患には変化がないし、人口に対する健康者の優位性も一向にみられない。いや、むしろ 年々病人ばかりが増えている ように見えるのですが、これは一体どうしたことなんだろう?と思うのです。

 

健康の定義が違うホリスティック医学

  人類が此の世に存在するということは、他の動物や植物や宇宙と同居しているということですよね。つまり、健康というものも単に人間だけの健康なんて有り得ないのですよ。通常は人体の健康・社会の健康・環境の健康の3レベルが挙げられ、それぞれが密接に絡み合って相互依存しているのです。

  具体的には、環境が悪ければ喘息などが発生し、社会状態が悪ければ戦争などが発生し、身体状態が悪ければ精神が歪み問題解決意欲さえ湧かない。そうなんです。社会運動家が社会のことだけを・環境保護家が環境のことだけを・医者が身体のことだけをバラバラに主張していても改善はできないのです。

  そこで、機械的修理の医学ではない、精神的・社会的・環境的に広い視野で自然へ適合することを目的としたホリスティック医学が発生してきたのです。

 

安心して病気にならないで!

  具体的なことについては各々のパンフレットを参照してください。ただホリスティック医学の最も異なる点は“自然治癒力”を最重要視していることですので、ベッドに寝るだけで病気を治してもらおうなんてムシが良すぎる患者自身も治療に参加すべきだと考えるのです。病気の責任は必ず本人にあることを再確認して欲しいと願っています。医学とは本来「次、病気にならない為にはどうしたらいいのか」の学問なのです。きっと「死」の定義も変わります。



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