於2014/03/02 名古屋市障害者スポーツセンター
もう来年のことが決まってしまった!!
ロングディスタンス2014
昨年も非常にメンタル面できつい記録会だったのですけど、今年はもっとメンタル面できつい状態のまま「とにかく泳ぎ切ろう」ということだけを目標に参加した大会だったというのが、直前での心境でした。
でも、家族の応援が後押しとなり最後まで泳ぎ切れました。左は長女が、中央は長男が、右は次男が合図棒を手伝ってもらいながらやってくれている写真であり、時々失敗があって逆にターンしづらいこともありましたけど、この応援が一番励みになりました。
左はまだアップ中でターンの練習であり、中央はターン直前で合図棒が伸びてきているところ、そして右はターンをしたところの写真です。
何が、そんなにきつかった?
昨年の
『目標』と『目的』、ロングディスタンス2013
でも色々と書きましたが、実はこの時点で、鍼灸院の新しい助手が決まらず、鍼灸院の駐車場が大幅に不足するかも知れないという心配事が重なっていました
(駐車場拡張までの詳細は、院長ブログの「鍼灸院の二度目のリニューアル、その1、駐車場を拡張」からのシリーズに書いてあります)
鍼灸院のリニューアルは大事業なのですが、あまりに疲れてしまい途中で横倒しに溝へ落ちて肋骨が折れて内臓へ突き刺さっていてもおかしくなかった大ケガをしてしまいました。一週間後にはリハビリモードで、もう泳ぎを再開していましたけど・・・。
さらにベッド増床までこぎ着けた時、今度は子供の頃に風邪になると必ず中耳炎も起こしていたので未だに数年に一度発生してくる中耳炎が最高レベルで襲ってきました(さすがに耳垂れの液体がすごい量で流れ出していたので、落ち着くまでは泳げなかった)。寒い冬になるとやはりスタッフ不足からの不安定さが露呈してきたところへ、子供の成長を考えるとこれ以上は決断を送らせられないので、自宅建築へと踏み切るという人生最大の事業にも手を出してしまいました。やっとスタッフが増えるのに仕事や貯蓄のことを考えると、未だに睡眠障害があるのですけど。
もう来年のことが決まってしまった!!
そのような状況ですから直前の練習はお世辞にも充分ではなく、昼休みの練習で800mを一気に泳ぐようにしていましたから距離的な不安はなかったものの、心が折れてしまいそうな毎日のままで当日を迎えました。
800mに全力投入する予定でしたけど、全身が重くて00:15:05は昨年より10秒程度遅く、力を出し切ったとは言えず、
ビデオ 800mを泳ぎ切った直後の表情
と散々に疲れました。
心の中では「どんな言い訳をして1500mを棄権してしまおうか」と何度も繰り返していたのですけど、コーチに前述のようなとても厳しい一年だったことを話していると、「うちも娘が嫁ぐことになって」とビックリする話が飛びだしてきました。
「えーっ、あの幼稚園の時にプールへ一緒に入って、高校生の時には女子サッカーを続けるために膝の治療で彦根まで通院していた娘?」ということで、人生様々なんだなぁと幸せになるために大きな決断をしたのにその決断の大きさに苦しんでいたことが少しバカバカしくなりました。「うどん屋の嫁になるんだけど任される店舗がこの近くだから来年は終わったらそこへ行こう」って、まだ今年の1500mを泳いでいないんですけど
ビデオ 1500mがスタートです
「今までの実績と蓄積してきた実力があれば完泳はできる」と、これからの鍼灸院も同じことだと決断ができたなら逆に身体が軽くなってきました。我ながら「心身一如」とは、よく言ったものだと感心しました。タイムも予想外の00:29:49とBクラスに今年も落ちることなく泳ぎ切れました。飛ばせる時に飛ばしていたなら左大腿部に痙攣が900mから発生して痛みとの戦いにもなりましたけど、気持ちが折れることなく泳ぎ切れました。鍼灸院の仕事にも、また勇気と自信が沸いてきました。
「もう来年のことが決まってしまいました!!」が、今年のキーワードだったということは、来年の記念すべき五十歳になるまで、もう少しタイムにこだわらなければならないようです。
ビデオ ゴールする時に自分が撮影すると次男が怒っています