於2016/03/06 名古屋市障害者スポーツセンター
一年間悔しかった「借り」を返してきました、
ロングディスタンス2016
昨年は
反省!反省!反省!しかありません、ロングディスタンス2015
ということで、一度もやったことのないレースへ遅刻するという大失態に加えて、残り一本に絞っていたのに1500mでは何度も何度も立ち
止まってしまうという忘れられない悔しい思い出を作ってしまいました。あれから一年、「借り」をやっと返してくることができました。
今から分析すると、昨年の記録会は簡単ではなかった準備をやっと終えられたのに建築許可が下りないというトラブルに見舞われて半年も遅れた自宅が引き渡し直前ということで、既に気が緩んでいたとしか思えません。まぁ実際にはその後にも思わぬ出費が続くのであり、最近になってやっと金銭面での心配からは解放されたというのが実感なんですけどね。丸二年以上の重圧から解放されて、写真のようにレース前のストレッチは思い切り伸びることができました。右の写真ではバックがプールになっていて、この構図は水泳関係者でないと撮影しないですね。
最後の重圧(?)は、「今年は絶対に800mだけでなく1500mの両方とも立ち止まらない」ことでした。午後だけで800mと1500m、合計2300mを泳ぐのですから毎年気軽に挑戦できていたわけではないのですけど、それでも練習量が不足していた年でも途中棄権を恐怖することはありませんでした。でもでも、今回だけは「必ずどちらも泳ぎ切らねば」ですから、気合いだけが空回りしないように準備してきました。
それで、いよいよスタート前の招集所でもストレッチをしているのが左の写真で、右はスタート位置へ移動するまでを待っているところです。
さぁて
ビデオ 800mがスタート
しました。
ビデオ 800mで中間の400mをターン
800mまで最後のターンのビデオ
と順調に泳いでいます。実は本人としては、「もうスピードにはこだわらなくていい」と思いつつこの一年間の悔しさはタイムでも返したいとも思っていましたから力泳したつもりなのですけど、
ビデオ 800mを泳ぎ切って「まずは一本」と強気の発言
はしましたが思ったほどスピードは出ていませんでしたね。やはりタイムは15分23秒と、好調な頃からすれば30秒も遅いものでした。年齢がしっかり現れてしまいましたね(苦笑)。
実はこの大会、また初体験がありました。大げさに書くほどのものではないのですけど、
名古屋市障害者スポーツセンター
まで一人で出かけるのが初めてでした。ロングディスタンスへ出場するようになって毎回付き添いの応援団がいてくれたのですけど、子供も大きくなりそれぞれに行事が入ってきています。
電車移動での道順は昨年の大失敗からかなり強烈に思い出したので、「それじゃ今年は大きな顔をしてみんなが待っている大きくなった自宅へ戻るのを楽しみに一人で出かけよう」と決めました。これがまたハプニングの発生するロングディスタンスなので珍道中の連続となり、せっかく気合いを入れて南彦根駅を早くに乗車したのに米原駅で接続がなく半時間待たされて、大垣駅では新快速に乗り換えようとして結局元の電車へ戻ってきて、また半時間のロス(親切に手引きしてくれた女性には悪いですけど、一人の方がきちんと乗り換えられた)。名古屋駅では偶然に地下鉄へスムーズに乗り換えられましたけど、最後にタクシーへ乗り換えるときに案内をしてくれた人も回り道だったりして。そして最後は、呼び止められていたのに受付を素通りしてスタンドへ直行したものですから、着替えの時に改めて受付をせねばならなかったりして。
もうほとんど光覚に近い状態ではありましたけど、
鍼灸院の二度目のリニューアル、その1、駐車場を拡張 - 『にき鍼灸院』院長ブログ
から自宅建築まで一気に行った三年間で、蓄積した疲労は最後の視力にも影響し実質的には全盲となりました。
しかし、二十歳前後には失明するだろうといわれていたものが五十歳まで光を感じられていたのは、第一には鍼灸治療の効果ですけど水泳を中心にスポーツを続けてきたことも非常に大きな癰疽でした。ですから一人で電車移動するのも怖くありませんでしたし、800mを終えたなら既に気分爽快です。
そして
ビデオ 1500mがスタート
しました。「借り」は800mを泳ぎ切った段階で半分返しておきましたから、残りの1500mは意地を張らずに泳ごうとだけ思っていました。すると
ビデオ 800mのターン
の頃には“セカンドウィンド”状態で力を入れなくても泳げています。
ビデオ 1000m通過
は、もう泳ぐことが楽しくて仕方ありませんでしたね。しかし、過去にも“セカンドウィンド”へ入って楽々と距離を稼ぐことができたことはあったのですけど、途中で体力は切れてしまい最後は苦しくなりました。でも、
ビデオ 1300m通過(26分18秒のタイム読み上げ)
と、まだ“セカンドウィンド”のままです。
頭の中のイメージでは毎回ラストスパートをしているのですけど1500mも距離があると体力ぎりぎりになるので、泳ぎ切ることが精一杯が実際でしたが、今回だけは“セカンドウィンド”が最後まで続いたのでスパートをすることができました。まぁ
ビデオ 1450mで最後のターン
で無情にも30分を切れないという宣告がされていますし、結果は30分16秒でした。
ここまで泳げたのですからもう少しだけタイムが短ければ何も文句がないところですけど、一年間本当に悔しくて忘れていた時間の方が少なかった「借り」を完全に返すことができました。今回はこれで満点です。当然のことですけど、大きな大きな顔をして反省会では飲みまくったのでありました。また来年も気持ちよく飲むために、エントリーしてしまうでしょうね。