於2009/03/01 名古屋市障害者スポーツセンター
あわや危険寸前!2009年ロングディスタンス報告
2009年のロングディスタンスは、
昨年のダブルエントリー
から一変して1500m自由形の一種目に絞ったのに、あわや危険寸前という大乱調の記録会となってしまいました。
左上は同じく毎年出場されている鍼灸師仲間の先生を子供たちと応援している風景であり、右上はアップでタッパーとタイミングを合わせている場面なのですけど、この時には体力的には余裕がなくても気持ちには「経験がある」と余裕があったのに、まさかのドラマが待っていようとは想像もしませんでした。
ビデオ アップ中の練習風景、子供も喜んでいます。
どうしても年明けからプールそのものへ入れない事情があり、さらには両足とも捻挫をしてしまうという自業自得の状況が重なってはいたのですけど、調整不足は理由になりません
ビデオ 子供たちは一所懸命に応援してくれました。
スタート直後からストロークが合わないので自分でもいきなりの不調に驚いてはいたのですが、いつもなら600mも通過すれば体力的にはきつくても身体そのものは慣れてくるのでそのまま我慢すれば官営できているのですが、年齢的なことも手伝って700mでターンできずに止まってしまいました。半分経過していないのに途中棄権は悔しいと一度は泳ぎだしたのですが・・・
ビデオ 800mで再びターンできずに止まってしまいました。
「調整不足は理由にならん」というコーチの言葉もそうでしたけど、何よりも子供たちが応援してくれている声に「とにかく最後まで泳ぎ切ろう」と心を決めて、ゆっくりですけど三度目を泳ぎ出すことができました。
そして、
ビデオ 最終を告げる鈴を一緒に鳴らさせてもらっている長女
とフォームもスピードも恥も捨ててゴールへ向かい、
ビデオ ゴールへたどり着いて子供たちを抱きしめられた
瞬間を迎えられたこと、どうしてこのようなドラマが毎年産まれてしまうのでしょうね。
『跳ぶために退く』という言葉は、必要な助走距離がないので枝の先端から一時的に後退して飛び立つ鳥の姿から「より高い位置へ飛躍したいのであれば一時的な後退も必要なことである」という意味です。とても好きな言葉であり大切にしている言葉なのですが、今まで思考が行き詰まった時には実践していたものの身体を用いる場面では実践したことがありませんでした。
特に仕事の面では、やり抜くこと・撤退しないことを一番大切に貫いてきたのですけど、今回の競技会で『跳ぶために退く』ことが身体や仕事の面でも重要であることを痛感しました。そして応援団のいることに感謝し、まだお腹の中にいて自分の目で確かめてもらっていない三番目の子供のためにも再挑戦を決意したのでありました。