えっ、「黄帝内経に基づいた漢方はり治療」!?

これはかなり怒りモードの書き込みです。一体、本部はこのやりたい方大と言うか暴走を最終的にはどうやってコントロールするつもりなんでしょう?
もう漢方鍼医会本部の会員ではないのですから「あんたがそこまでこだわらなくても」と言われそうですが、滋賀漢方鍼医会として活動しているのであり伝統鍼灸学会の理事は漢方鍼医会の名前を背負っているのですから、決して無責任に放置しておけません。
今月の録音を聞いていると、「発行予定の新しいテキストを「黄帝内経に基づいた漢方はり治療」と堂々と名乗っているのです。なんのこっちゃ、それは!!です。誰が・いつ・どこで漢方はり治療は黄帝内経ベースに固定したのでしょうか?
決して黄帝内経を軽視もしていなければ否定もしていないのですけど、難経などその他の古典も同一なはずです。それと古典はとてもとてもありがたい参考書ではあるものの、決して逸脱してはいけないという聖書ではないはずです。あの話では相当に古い時代に微鍼で接触鍼をしていたのに、それが理解できないので放置してしまい引用・五行に飛びついたような説明です。いやいや、単純に針を作る技術が、その次代の考え方を左右していたのでしょう、刺鍼できるレベルのものが出てきたので夢中になって、単に記載されていないだけと読むのが自然でしょう。