二年間経過して

 ちょうど二年前に、障害者スポーツの世界で関わりのあった方大腿切断の人を治療していました。切断された方の臀部から足にかけて痛みが発生していたのですけど、ご家庭の事情から精神的な負担が大きく、身体の治療のみでは済まない状況でした。
 かなり苦戦はしたもののなんとか痛みの進行は食い止められてこれから本格的な治癒へという段階で、ご家庭の事情から治療が中断していましたから非常に気になっていました。というより、私の中では「後悔先に立たず」の思い出に残る症例の方へ心の中で分類となっていました。
 先日久しぶりに電話があり本日に来院されていたのですけど、あの切断された方の足の痛みはその後になんとかなっていたということで、とても安堵しました。そして今回は温灸器とゾーン処置を用いての標治法に変化していて、大きくアプローチが違うところから我ながら少しずつは進歩をしているとも思わせていただけました。

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