橋本病の脈状、これで納得です

 橋本病を含めた甲状腺疾患の原稿を執筆中ですが、橋本病の脈状について今一気にまとめています。
 月曜日と木曜日の観察で、頂点を超えたなら割と足の長い下り坂で脈が落ちていくことは確認でき、「これは二等辺三角形を描けばいいんじゃないか」と思いました。
 しかし、これだと「落ちきる前に次が重なって立ち上がってくる」という特徴を重ねると、どうもせわしない波形にしかなりませんが、実際はそれほどせわしく感じません。
 本日に二度目の治療となる患者さんで立ち上がりと下りの脈の角度を集中的に観察させてもらうと、やはり立ち上がりはバセドウ病と同じく60度位をしています。そして下りは割とゆっくりということは、直角三角形の直角の位置が今度は頂点のところに来ているのであり、そのためゆっくり落ちる印象があり沈み込む直前で重なって次が立ち上がってきているのでした。
 うん、三人の脈を頭のなかでリプレイしてもこの図形なら納得であり、不問心で診断ができるはずです。

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