2塁相当はやめるべきと大合唱なのに…

これだけ「新型コロナ対策は2塁相当から引き下げるべき」と大合唱になっていて、特に医師や県知事が口をそろえているのに動こうとしない岸田首相というのは、聞くことは得意でも決断できない人なのでしょう。
第6波と言われた今年はじめのオミクロンを遥かに超えた数字にすでになっていて、そうすれば確実に重症者も引っ張られて増えてくるのですけど冬の3分の1にも達していないのですから、重症化率の下がり方のほうが大切なのです。めったに重症化しないのであれば、リスクの低い年代と高い年代の対応を分けたほうが賢いということ、どうしてわからないのでしょうか?
そして最も大切なことは、適切な処置があれば救えたはずの命が失われないようにすること。どうでもいい微熱の患者が列をなしていて急激に悪化した人の受付さえしてもらえなかったとか、手術があれば助かったのに自宅待機でスタッフが揃わなかったとかが本当に起こっていること、こちらのほうが大切です。どうせ今頃からワクチンを追加接種しても、二週間もすればピークアウトしているのですからそれよりも濃厚接触者という概念を取り払うくらいは、今すぐにできることなのに。