そもそもPCR検査を導入したのが間違いだったと考えています

やっと現場の医者からの絶叫が響いて、感染症法を改正するのが決定的となりました。まずは帰国時のPCRの義務がなくなるそうですし、全数把握ももはや勝手に放棄されているので濃厚接触者という概念もついでに廃止してしまえばいいのです。
私は最初から、感染症の把握をするのにPCR検査を導入したことに間違いがあったのだと考えてきました。抗原検査より陽性を見逃してしまう確率は低いそうですけど、逆に偽陽性は多く出てしまいます。これが初期状態から「無症状の人が多い」という話になり、混乱に拍車をかけてきました。そして濃厚接触者を必要以上に隔離するという方針も。
肝炎やインフルエンザなどでもキャリアという保菌者でありながら症状の出ない人がいて、主にはそのキャリアが感染を広げてしまうのは確かなのですけど、死亡率が高くなければ制限しても仕方ないことです。そしてキャリアが多くいたとしても、やがてその感染症は沈静化しますから、逆にキャリアをあぶり出そうとするといつまでも収まらないのです。
そうだ、思い出しました。エイズが最初に問題になった頃オートクレーブを導入して滅菌処理をするようになったのでした。あれで銀鍼が使えなくなり、やがて使い捨てのディスポになって初学者の技術力が落ちてしまったのでした。あまりの潔癖は触診をなくしてしまうのであり、AIに診察・診断してもらうしかなくなってしまうのでは?それだったならどうしてにぎり寿司はなくならないのだろう?