劇症がやはり多いように思われます

先週末から症状の激しい患者さんが目立ってきているのですけど、土用に入ってきていることもあり季節的な運用には気をつけねばならないところです。
土用は年に四度、18日間ずつあるのでそれほど特別なものではなく、むしろその前の季節らしさが最も現れる時期ともいえます。現在なら「秋らしさ」が、最も現れています。「土用の丑」で有名な長夏は、暑さがあまりに厳しいのでウナギを食べて勢力をつけようと平賀源内がこじつけたと言われています。
担当する五臓は脾であり、あまりに症状が強すぎて時邪をまず排除せねばということなら三番目の五要穴なので太白から瀉法を行うことになります。最初に暦に従って行おうとしたときには勇気が必要でしたけど、自分の身体で体験してしまうと楽なものでした。けれど引経への瀉法、一つ間違うと影響は大きいので運用は慎重にです。