おもしろいくらいに回復した症例!?

任脉・督脉・衝脈の固有流注へ硬結を緩めるようにして操作しているアプローチなのですけど、これは正経から溢れてきているものを常に受け止め蓄積してしまったものだと仮説を立てています。そのため気血が停滞して発生しているような症状に対して効果が大きく、広範囲に効果が出ます。
「頸椎ヘルニアだと言われた」というまだ若い男性、最初は寝違いくらいに思えていたものがひどくなり手のしびれも出ており、それで接骨院は判断したようです。けれど触診すれば天柱にピンポイントで痛みが集中しているのであり、ヘルニアを触れません。熱感が続いているのに、ヘルニアというのはおかしい?よく触診をしていない証拠です。
これこそ気血が停滞している症状の典型ですから、一度の操作でかなりのところまで回復できるだろうと予測してやってみると、その通りに一発でクビが回るようになってしまいました。「おもしろいくらいに回復する」という表現がピッタリの、小躍りしたくなるほどの症例でした。