親父の葬儀から二週間、あのときのことを少し

2週間前の大寒波真っ最中に突然三日間診療ができなかったのは、親父が急死していたからです。87歳と高齢であり覚悟はしていましたから「その時が来た」と腹はすぐ括れたのですけど、予約してある患者さんへの対応が大変。
木曜日の午前中はあまりの寒さから新規申込みはないとして、そしてある程度のキャンセルが出ていたのは混乱を避けられました。午後の患者さんへはパートさんに来てもらい、なんとか午前中に対応。金曜日の午前中は仕事が普通にできた感じだったのですけど、先のことはわかりませんからとりあえずお断りすることに。
最も大変だったのは土曜日の患者さんへの連絡で、19時を回っていたなら帰宅しているケースが大半だろうと一人で電話をかけていったのですがスムーズに通じるのは半分程度。中には固定電話が廃止されていて全く手がないところ、ちょうど親戚が来院されていたのでそこから連絡してもらうとかで、最終的にはお一人だけ連絡できなかっただけでした。それも携帯番号を変更されていたということで、患者さんの手続き不備を逆に謝罪されたりして。
このようなどうしても外せない葬儀が発生したときの対応を開業してから数年後よりずっと気にしていたのですが、最後は火事場の馬鹿力でなんとかなってしまったのでありました。でも、スタッフがいてくれないと仕事そのものがどうにもなりませんね。やっと予約のペースも戻りつつあります。