経絡治療と中医学を、今でも比較するでしょうか?

伝統鍼灸学会の50周年記念誌のデータ処理で大先輩たちの原稿を読ませてもらっているのですけど、今なら「経絡治療と中医学の比較」のようなことでの発表をするのかと考えてしまったりもします。
それだけ中医学の理論は学校教育の基盤ともなって根付いたのですけど、逆に注意学での臨床をそのまま日本でやろうという雰囲気ではなくなってもいます。漢方薬が使えないという理由もありますけど、太くて長い梁を刺鍼するというのが受け入れられないからでしょう。
ディスポの時代になって電気鍼も何処かへ行ってしまいましたし、日本独自の側面は強いものの経絡治療が日本人にはあっていると感じます。あっでも、脈差診のみで今でも経絡治療はされているのでしょうか?確かに脈差診はあまりに主観的で、共通言語にはならなかったですからねぇ。