久しぶりの胎児の位置異常への治療

昨日に久しぶりで、任脈を用いて胎児の位置異常を治す治療がありました。八総穴の使い方としては督脈と合わせて照海もしくは申脈を奇経操作として最近は使っていますけど、任脈・督脈・衝脈についてはやはり検討がもっと必要かも。
一人目の妊娠時はかなり頻繁に通院していたのですけど、二人目になると子供中心に時間が流れてしまいますし、持病の頭痛も発生していなかったということですでに九ヶ月に入っていたのですが胎児が下がってきているということで、指示された体操などはしているものの心配で来院したと言います。
一通りの治療をして最後に経渠の場所を慎重に定め、まずは指で押圧して効果を確かめました。術者からはこの段階で胎児が上がってくるのがわかったのですけど妊婦さんの方はまだ分からなかったようです。そして二木式奇経鍼に持ち替えて少しだけ経渠を抑えるようにして押し当てると、ぐんぐん胎児が上がってくるのがわかったそうです。びっくりびっくり。
もちろん自宅での奇経は10円玉の縁の方を使って、朝晩5秒ずつ軽く押し当てるだけ。安産灸の実績はものすごいものがありますけど、それに劣らない効果が出せると自負しています。しかも妊婦へ求める自宅治療が非常に簡便です。