治療側について思うこと

治療側(適応側)については、苦い思い出ばかりであり「男は左から・女は右から」の原則を崩すべきでないと考えています。実感としても99%は原則どおりで大丈夫だからです。
「どうしても今回は変更しなければならない理由があるから」でないと、証決定そのものがパズルなのに、パズルの初期値すらないではいつまで経過しても決定ができません。東京で最後に行ってきた実技、治療側から考えようとするので一向に決定ができないのには呆れていました。
それから「男は左から・女は右から」にしておかないと、時邪を応用した切り分けツールも使えなくなってしまいます。陽経については脉位側優先ということにしていますけど、これも探っていく第一歩での原則論でありパズルを解くためには最初がぶれていたのでは考えることすらできなくなってしまうからです。
そもそも経絡は左右にあるので療法を初期の経絡治療では用いていたそうなのですが、「全身のバランスを整える」ということであれば左右どちらかだけのほうが機能的ではないのかという疑問から調べて、現在の片方刺しに到達しているらしいのです。その中から男女で左右の違いがわかってきただけで、理屈は後付でもそれは構わないのです。
そしていくつもの研修会が存在しているのに、男女で左右の振り分けに差がないことが重要です。ということは、しっかり理由がないと治療側の変更はしないほうがいいということです、やっぱり。