帯脈は足臨泣へ響いていきました

「押し流す奇経治療」、まだまだ理論が弱く経験値も少ないので使い分けの部分で迷いを感じているものの、もう臨床の中では手放せないアイテムになってしまいました。
そして日々自分の身体でも実験を繰り返しているのですが、昼休みに帯脈の深さの具合を調べようとやっていたならさほど力を入れる必要がないことが判明。固有流注上は「押し流す」のですから押してばかりではいけないのかも。
その後に衝脈で腎の陽気を引き入れてやると、腰全体が軽くなるだけでなく胆経上を降りていくのがわかり足臨泣に響きました。さすがは古代の知恵であり観察力です。膨大な数から割り出されてきた八会穴でしょうから僅かな実験で裏付けを取れるようなこともないでしょうけど、経絡というものは本当に奥が深いです。