「このタイミングでかよ」から、「このタイミングなのです」

 週末は「このタイミングでかよ」というメールデータ破損から勢いが抜けてしまったのですけど、改めて過去メールを見返していて「今のこのタイミングだな」という実感が出てきました。滋賀漢方鍼医会でテキストを発行することです。
 細かな理論や説明については他にもたくさんテキストが出ているのでお任せしてしまい、滋賀漢方鍼医会が取り組んでいる実技方法が、そして何より治療の流れがわかるテキストを作成したいです。そのためにはyoutubeへのリンクを埋め込むなど、今までになかった取り組みもすべきでしょう。電子ブックなら、改定されたなら更新ができるのかの調査も。
 あの当時の東洋はり医学会の何が良かったかといえば、福島弘道先生が治療室の生の報告をストーリーに沿って何度も何度も話しておられ、豊富な知見発表から初心者が取り組むべきことを学べたのでした。漢方鍼医会が方向性を見失っていったのは、治験発表をおろそかにしてしまったことだと私は分析をしています。
 これは先日の伝統鍼灸学会の広島大会でも、多くの治験が報告されたのですけどわかりやすい研修会はきちんとストーリーが見えていましたからね。