夜に鍼先を研ぐ作業もしていました

 夜に鍼灸院へ戻ってきて一人でやっていた作業でもう一つ思い出すのが、毫鍼の鍼先を研ぐ作業。
 本治法に使う短い鍼は週末にその場で研いでいましたが、銀鍼はあまり研がず適当な時間で廃棄処分にして、主にはステンレス鍼のチェックでした。
 置鍼に使う寸六のステンレス鍼をまとめて大量に研ぐのですけど、半年に一度ずつくらいだったのでさほど苦痛にはならなかったです。今は“ていしん”ですから、もちろん研ぐという作業はありません。毫鍼を使っているケースでもディスポが基本でしょうから、鍼先の形状とかもうあまり気にしていないのでしょうね、技術的には退化するのですけど…。
 そういえばどこかのメーカーが突如として製造をやめてしまったとかで、特に銀鍼が作れる残りのメーカーが大変になっているという話を聞きましたから、銀鍼もまだまだ流通しているということでしょうか。それじゃ鍼先を研いでいるのでしょうか?それとも使い捨て?