いよいよ脈診の項目を執筆ですが

 さて、執筆中の実技テキストなのですが、いよいよ脈診の執筆になりました。これはさすがに緊張しており、下調べをもう一度やり直してもなかなか決心がつかないので、二日間停止をしてやっとこれからです。
 細く書こうとすればいくらでも細かくなるのであり、ざっくりしてしまえばざっくりであり、漢方はり治療の中核でありながら実は一番個人差が大きい箇所なので舵取りが難しいのです。
 まずは証決定に関係なく純粋に脈状だけを観察する段階と、問診や腹診で病理産物の状態を把握してから仕様決定のための脈診と、段階を分けようと考えています。初心者が脈診がわからないというのは、まずは触覚訓練ができていないので変化が感じられないからではありますけど、その次は情報量が膨大なのでどんな順番で整理していけばいいかを解説してくれていないからだと私なりに整理したからです。