「もしトラ」が本当にあるかも?

 「もしトラ」という言葉が昨年末から流行していますけど、ずっとあとになってアーカイブとして読み返した時にわからないので書いておくと「もしもトランプがまた大統領になったなら」の略語です。「マジトラ」とか「ガチトラ」とかも、言われています。
 それで2021年1月の連邦議事堂へ支持者がなだれ込んで大統領交代を妨害しようとした事件を率いたということで選挙への出馬資格がないと訴えられた問題、スーパーチューズデーの直前で最高裁が訴えの方を却下する判断が出ました。つまり、出馬資格はあるとなりました。
 「議事堂へ乱入せよ」と直接呼びかけたのではなく「議事堂へ集合しよう」としか呼びかけていないので、その後の乱入は興奮した支持者の暴走行為だということになるみたいです。でも、「この選挙は盗まれたものだ」とか「自分こそ次も大統領だ」と選挙結果に不満タラタラだったのですから、事実上は乱入を率先していますよね。
 2000年のブッシュジュニアとゴアの選挙結果があいまいだった時に法律をもっと整理し直して、しっかり当選者が確定できるようにしておけばよかったのに。「たら」「れば」は歴史にはないものの、ゴア大統領だったなら9.11テロはなくアフガニスタン紛争とかもないのでその後は大きく違っていたのだろうなぁ。