超浅刺を超えるために、次なる関門は?!

前エントリーの続きとなりますが、「押し流す奇経治療」で本日のところは改良した手法ですべての患者さんに身体内部の響きを感じてもらえたことと、自己治療でもまた違った響きがあったので改良の第一弾は間違っていないことを確認しています。
 けれど、ここで考えたのです。どうして首藤傳明先生は自分の手応えは十分で自分の患者さんたちも満足されていたのに、全国レベルの技術に・鍼灸業界で当たり前の技術に「超浅刺」が到達できなかったのだろうかと。
 一つは首藤先生自らが超浅刺の回線技術が特殊だと名乗ってしまったこと、2つ目は超浅刺の浅さの基準があいまいだったことでしょうか。「押し流す奇経治療」では施術部位がハッキリしていますし、組み合わせを割り出すのも容易です。問題は素人の患者さんに、「毎回こんなに変化があるんだ」と実感させられるレベルまでに理論も実技も育てられるかです。