診断は思い切りの良さにかかっている

 3日前から来院が始まった患者さんは20年ぶりの来院だったのですけど、ぎっくり腰が一度の治療で治ったことを鮮明に覚えていて迷わずにもう一度と思ったそうです。
 ところが、腰痛もそうですが歩行のたびに大腿部に激痛が走るということで杖がないと歩けない状態であり、よくこんな状態で自分で運転してきたものです。問診すると3日前の夕方に強い痛みを感じたものの、その後2日間はトラックの運転をしていて最後は足の痛みが我慢できず、休みながらどうにか高2化帰宅したということで、たまらずの来院だったといいます。
 歩行時に下肢の激痛があるという段階で診察せずとも腰椎の亀裂骨折があることを確信していましたが、初日は自発痛があまりにひどいことと自力で動けなくなっては大変なので、とりあえずぎっくり腰に的を絞っての治療。これで自発痛は回復。
 二日目はまだ杖に頼らないと歩けない状態で、ここで亀裂骨折が犯人だと説明。三日目の本日もまだ杖は持ってきていましたが、お守り代わりにぶら下げているというところ。診断というのはどれだけ思い切りがいいのかで質が変わるのだと、話をしていました。