昨日に「自己治療について」のファイルを、滋賀漢方鍼医会の会員へ送信しておきました。私が学生だった頃からでもそうですが、鍼灸師の腕が上達できるかどうかは自己治療をどれだけやっているかにあると実感しているのですが、その当時からでも取り組む人が少ないのは不思議でなりません。
「正しい認識は体験によってのみ与えられる」は福島弘道先生が繰り返されていた言葉であり、自己治療により進行していた皮膚がんを克服された経験は、説得力抜群でした。もちろん講演だけでなく、著書に何度も出てきていました。
ところが自己治療についてを書いてあるテキストが、その後にほとんどないというのが不思議なところです。かつて「経絡治療の臨床研究」を滋賀で出版した時、自己治療の項目を追加しましたが、具体的に書かれたものはこれくらいなんですよねぇ。今回はもう少し手順を噛み砕き、ストレスとパニックについても付録させておきました。さらに具体的なものはブログ記事を引用しています。