我ながらうまい表現

 午前中の治療中に、我ながらうまい表現をしたのがあったので書き残しておきます。
 自動車で一時間半も掛けて来院された患者さんなのですけど、主訴は肩こりながらも全身の経絡がうまく流れていないという感じであり、様々な治療法と治療家を求めて彦根の話までたどり着いたとのことです。
 しかし、力任せに肩こりや全身の硬直を和らげようとする治療法ばかりだったのか、本治法と標治法は軽めにしただけの方が気持ちいいといわれていました。本治法の直後から深呼吸ができるようになり、治療中には居眠りをしていたとも。
 軽い治療がどうしていいのかという説明で、冷凍の鶏肉を使うには自然解凍が一番いい方法なのに、電子レンジで強引に解凍しているとやりすぎたなら中が蒸し鶏になってしまう。これでは逆に素材の無駄遣いになるので、治療は軽く軽くでないとこの場合はダメなんですと説明。
 そうしたなら帰り際の患者さん、「私ね電子レンジでその失敗を繰り返してるんです」って、落ちまで付けてくれました。

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