午前中の最後の患者さん、とりあえず症状は寝違いということで聞いたのですけど脉状が「暴れ回っている」という感じで、思い切りびっくりしました。
診察を進めていくと陽谿からの治療が適しており邪論で井穴を取るのがいいだろうとわかったのですけど、大腸経の少陽を触ると途端に汗が噴き出してきました。
三点セットが崩れていないので、身体内部にこもっていた熱が汗になって吹き出してきたものと推察できます。つまり、寝違いの後から熱いお風呂へ毎晩入って暖め続けていたために自分で痛みをひどくしていたのであり、暴れ回っていた脉状は熱によるものでした。