ハンドラップ

 今日の午前中にハンドラップ、つまりカチャカチャとポンプ部分をタップすることにより容器の消毒液が上昇してきて綿花を湿らすことのできる道具ですが、壊れてしまい応急処置を昼休みにしてもらっておいたのですけどだめでした。
 「経絡治療は消毒により皮膚面が冷えると瀉法になるから」と、私が入門した当時には消毒は合意の元に省略するのだと教えられたのですけど、素人さんにそのような説明は通らないということで師匠はアルコールではなくヒビテンで行われており、私も真似をしています。このときに綿花の指の触れていない面を湿らすことができるのですから、ハンドラップという道具は臨床に欠かせないものになっています。
 あまり調子がよくないということで二日前にほかの道具と併せてハンドラップの発注をしたばかりなのに、タイミングが悪いと思っていたなら道具魔の私のことです、収納庫の中に、まだ一つ予備が残っていました。

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