肺病

 邪論での治療が慣れてくると、治療決定までのプロセスが短いので段々と便利になってしまい、採用する確率が高くなっています。
 その中でも便利に感じているのが、肺経へのアプローチが容易になったことです。気血津液論では肺虚陽実証か肺虚陽虚証しか存在せず、肝虚肺燥証という陰虚状態のものはありますけど治療は肝経からでないとできませんし、肺虚肝実証は肝実の方がメインです。
 ところが肺病というくくりにすると肺経の変動が大きい病症に対して無条件に使えるのであり、しかも陽谿からの治療も非常に効率的です。先週は娘の風邪がなかなかすっきりしなかったのですけど、陽谿から邪論で治療をしてすぐ回復してしまいました。

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