夏期研後の治療法

 夏期研後に「何が変わった?」と自問自答してみると、五邪論の使い方に迷いがあり肝実証に頼る傾向があります。
 夏の疲れから痛みを中心とする不定愁訴を持ち込まれる患者さんが非常に多いのですけど、痛みを中心にすべきかその他を中心にすべきかうまく決断できないのです。病理がうまく考察できないと書いた方が、誤解が少ないかもしれません。
 しかし、肝実証ならカバー範囲が広くもちろん効果も絶大ですから、夏期研が終わってから用いる頻度が高くなってしまっています。パネルディスカッションの中では肝実証の話題が出てこなかったのですけど、本部で発言の機会があるようですからこちらで話してみようと思っています。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です