「こんなの初めて」の体験

 まだ名前のない邪専用ていしんを用いての新しい標治法なのですが、「こんなの初めて」という体験をしました。
 患者さんは三年くらい前に自損事故で頸椎を損傷したのであり、幸いにも脊髄そのものには傷が付かなかったのでリハビリにより手足は動くようになり一般職で社会復帰されているのですけど、鍼灸治療でさらに回復しているのですが、今ひとつ左手の動きがぎこちないのと右下肢のしびれが取り切れていません。
 問題は左上肢全体が夏でも冷たく、西洋医学的には血行障害を起こしているというところなのでしょうが経絡の流れそのものが弱いと感じていました。脊柱の際へ丁寧に邪専用ていしんを施したところ、私の方が暖かみを感じます。ご本人はまだ少し冷たさが軽くなった程度でしたが、経絡の流れが太くなったのを触診できました。

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