ブームと脉の艶

 ゾーン処置を行うようになって、「これは無理に邪論で本治法をするよりも気血津液論の方が明快な病理考察ができる」と思えるものが増えてきています。
 土曜日のエントリーでも「ブームというものは必ず終演があるもの」と書いていますけど、漢方鍼医会はブームが好きな研修会というか邪論は完全にブームで勢力を伸ばしている途中であり、今ほどのパーセンテージでは用いなくなるときが必ず来ます。
 そんな話を昨日の月例会でしていたのですが、今日の割合を観察しているとやっぱり気血津液論で本治法を行うケースが戻りつつありました。五邪論だと一本で本治法が終わるのですけど、同じ菽法の高さに収まるといいながらもつやの違いがあると最近感じています。

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