座骨神経痛?

 二日も連続で遭遇した事例なので呆れてしまいましたが、大腿部の外側に痛みや強烈な痺れがあるというのに座骨神経痛だといわれて病院で治療を受けていた患者さんがおられました。
 座骨神経痛は、座骨からでている大腿部後面を走る大きな神経の走行上に痛みがあれば症候名なのですからそのように呼んで構わないわけであり、上位にある病気の本体はまた別に考えればいいのです。例えば「腹痛がする」と行った時に、胃潰瘍もあれば胆石などもあるのですけど、症状としてはお腹が痛むで表現するのと同じです。
 しかし、症状がでている箇所が全く違っているのに平気で「座骨神経痛ですよ」と言い渡しているのには、モラルすら疑います。当然のことですけど、処置も間違っていましたし。

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