脈診ができるというのは実に便利なことで、脈状と病情が食い違っていると原因が思いもつかないとんでもないところにあることを示してもくれます。
一つ目はスポーツ少年団でドッジボールをしている五年生なのですが、走ったりしても大丈夫なのに左の内果を押さえると痛むといいます。明らかに腫れています。
最近このチームから次々と子供が来院しているのですけど、骨盤のずれていることばかりだったのにちょっとこれは違います。念のために矯正もしてみましたが変化がないということで、瀉法鍼で症状を抑えることに。本人が知らない間に打撲をしているようです。