あくまでも患者さんが求めているレベルの技術を

 先週が合宿参加のため短縮日程だった影響で、本日の予約は夕方が空いていましたからいつもより半時間だけですが早くに終わることができました。
 「それでは」ということでロングディスタンスでの疲労から回復したいのでプールへ出かけてきたのですけど、まず自宅へ戻る道中で「鍼灸ジャーナル」の記事を見てから滋賀漢方鍼医会へ参加してくれるようになった先生が退会をするという電話が入ってきました。
 もう高齢の域に入ってこられていますし地方組織レベルながら新幹線でないと通えない距離であり、温灸の活用で固定層をつかんだなら邪論と少数穴での治療とは相反する面が大きくなってきていたので、標治法でのテクニックを紹介しても復習をすぐされていませんから簡単なテクニックなのに再現できていなかったので「ちょっとおかしいなぁ」とは思っていました。
 漢方鍼医会は鍼専門家を育てる研修会であり、複合技を肯定していません。私もその方向であり、実はかなり厳しい技術を要求しています。患者さんが求めているのは、この分野だと革新しているからです。仲間が減るのは残念なことですが、あくまでも患者さんが求めている技術を求めていこうと考えています。

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