昨日の午後

 午後は学生の見学が入っていたのですけど、久しぶりの明治鍼灸大学(現在は明治国際医療大学)からで、学齢の優秀な女子でした。
 これだけ専門学校が都会にできているところを山奥の大学を選んだということで、一時期は質が非常に落ちていたのですけど選別されて優秀な学生が集まってきているのかも知れません。治療の中身はまだわからなくても、自分の理屈と哲学をしっかり持っていました。それでいて頭は固くなく、もちろん理屈っぽい印象でもありませんでした。表現は悪いですが、理屈っぽい女は食えませんからね。十分にかわいいです。
 さてさて注目したのは、ていしんを用いての治療をしたいというところなのですけど角度に対する疑問と独自の体験を持っていたところでした。技術というものはほとんどが偶然の一致から出てくるのですけど、それを疑問に感じて追求する能力は誰にでも備わっているものではありません。学生時代から追求する能力があるというのは、伸ばしてあげたいです。
追記
 「陰陽調和の手法」が本部でいわれていますが、流注と深さの問題からあっさり直刺にしていますけど、腹部での臨床修練法があるのにこれを捨ててしまうのには腹が立っていました。やはり鍼の角度というのが重要でしょう。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です