ここ数日はぎっくり腰のオンパレードという感じで、毎日何人治療しているのだろう?というところです。
日数が経過しておらずそこまでひどくないものであれば一発で治癒が出せる鍼灸治療なら最もポピュラーな症状ですけど、それは円皮鍼と瀉法鍼の組み合わせがあってのものです。
けれど土台は本治法と標治法があってのものであり、円皮鍼と瀉法鍼だけでも痛み止めとしては相当に優秀な効果を発揮するものの、ソレガできる人なら経絡治療もやっているはずです。学生時代の刺戟治療をしていたとき、どんな対処をしていたのか思い出せません。
追記
学生時代のことを思い出しました。強烈なぎっくり腰を腹臥位にさせると筋肉の緊張部分の境目がはっきりわかったので、ここへ深めに刺鍼したなら一気に筋肉が緩んだので喜んでいました。けれど後で腰抜けになったと報告を聞いて、がっくり。
円皮鍼を緊張の境目へ打ち込むという発想は、この記憶に由来するところがあったのかも知れません。