日本の医療は患者本位、それ本当?

 今ネットで読んだばかりの記事なのですけど、「どうして日本の病院は待ち時間が長いのか」ということについてでした。ざっくり書けばその日に来院した患者さんをすべて診察しようという親切な努力、患者本位の姿勢だとありました。
 欧米では予約制が徹底しているところが多く、有名な医者だと予約が数ヶ月待ちという状況も珍しくないそうです。これは日本人の感情だと、症状が重症化したり診断が遅れるという懸念にしかつながらないのでしょう。
 でも、医者や病院だけに責任を押しつけているような今の状況がいいはずはありません。患者にも責任が十分にありますし、緊急性がないのにちょっとしたことで外来へ来すぎです。検査については、医者も患者もやり過ぎです。
 病院スタッフの増員は確かに困難な解決策でしょうけど、大病院では予約制を徹底してとりあえずは地域の診療所を受診させることと、待ち時間にビデオなどでの教育をすることは可能です。「にき鍼灸院」では、最初から多くのパンフレットを発行して患者教育を行ってきました。また予約も徹底しており、緊急の場合は患者さんが時間を合わせてくれています。ほかの患者さんも協力的です。

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