新しい円皮鍼

 先週の伝統鍼灸学会で業者ブースを回り、円皮鍼を物色していたのですけどやはり持ち手のついているタイプは気が抜けてしまうのでどうしても好きになれませんでした。前夜に聞いたzereという実際には刺さらないタイプも試しましたけど、要するに持ち手が鏡餅のような形になっていてここから気が抜けていってしまうのです。
 同行していた氏が漢方鍼医会の会員から、「そういえば患者さんからしばらくしたなら違和感が出てきたという話を何度も聞いた」というのですけど、どうしてその前に自分へ張ってみて気がつかないかなぁ。
 すると偶然に滅菌済みシートに貼られて一枚ずつはがすタイプの円皮鍼が並んでいました。見本のものはのりが煮えてしまっていてシートからはがしにくかったのですけど、自分へ張ってみると感触良好です。早速にテスト用として一箱購入したなら、カタログだけでなくカレンダーから布バッグまでおまけの方がいっぱい。
 本日に以前から使っているものと比べていたなら大きさが結構小さかったのですけど、現地でサイズは試していたので同時に痛みのある左三角筋へ張ってみると響きの程度は同じです。材質の問題なのでしょう。
 ぎっくり腰の患者さんへ実践投与してみましたが、当たり前ですけど痛み止めの効果もばっちり再現されました。今までの円皮鍼の在庫があるうちに、シートから素早くはがす練習をして入れ替えていこうと思います。

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