僻地医療を必須項目にしてしまえばいいのに

 突発性難聴だということでの患者さんは年に数名はおられるのですけど、最近増えている印象です。
 ところが聴力には問題がない、あるいは途中で回復してしまっているのにそのまま突発性難聴としてステロイドの投与が続行されているケースが非常に多く、これは患者さんの身体に負担ですし診断が間違っています。
 耳のふさがった感じで頭に自分の声が響くなら耳管閉塞症ですし、めまいがしているならメニエル系統です。けれど突然の耳の症状だとはんこを押したように突発性難聴にされて、ステロイドの投与は医者の無能ぶりがわかります。
 というより、もっと慎重に状況判断をしてほしいものです。検査数値に表れないと何も診断できないようでは、離島や僻地医療ができないこと、わからないかなぁ。いっそのこと僻地医療を研修医の必須項目にしてしまえばいいのに。鍼灸師も同じです。

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