膝疾患

 昨日は滋賀漢方鍼医会の月例会があり、「症例検討と実技」ということで膝疾患が取り上げられました。
 下積み修業時代には非常に苦手な印象だった膝なのですけど、これは膝周囲へ深い刺鍼があったからだと今からは思われます。毫鍼だとどうしても「刺してなんぼ」という発想が否定できませんから、灸頭鍼などもやってしまいがちですからね。今は標治法もすべてていしんですから、この点は大丈夫です。
 そして福島弘道先生がどうしても取れない膝の痛みのために太衝-通利という新たな奇経グループを考案されたのですけど、これはきっと亀裂骨折で痛みが取れなかったのでしょう。瀉法鍼があれば、実に楽に回復できます。

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