漢方鍼医会の奇経治療4

 それでこちらで勝手に定義した「漢方鍼医会の奇経治療」を実技で示したのですけど、病症と奇経グループの対応さえある程度わかっていたなら、指テスターのみでの判定にはさほど抵抗はなかったようです。
 奇経をグループで用いるということも古典にしっかり書かれていることであり、グループ判定を足の経穴の指テスターのみで行うことにも抵抗はされませんでした。「低側」ということについては古典の記載がなく頸肩からの運用ということには抵抗されたものの、臨床現場での声ですからこれも素早く運用するには仕方ないと納得してもらえました。
 ただ、異種金属を用いて治療をしていくということについては古典にそれらしきものがなく、昭和の時代以降に工夫から出てきたものですから否定はしないもののていしん治療との合理的説明ができないとの意見です。そういうことを言い始めると「ていしん治療」の方がよほど理屈っぽくなってしまうのですけど、それは言わないのですよね。

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