覚悟のある人だけ集まってくれればいいです

 前エントリーの続きになりますが、鍼灸師の免許を取得しても臨床が一人でできない状態というのは、一体どういうことなのでしょうか。
 私は盲学校を卒業してすぐ下積み修行へ入らせてもらいましたけど、もちろん第一の目的は技術研鑽でしたが本当の目的は社会人の気阻を蓄積することだったともいえます。小学校からずっと同じ盲学校で育ってアルバイト経験もないのですから、いきなり開業しても社会人として接することができないと自己分析していました。
 逆に言えば修行を受け入れてくれる師匠が見つからないときには開業をと腹をくくっていたのであり、幸いにも我が師匠が見つかったのですけどいつでも独立に舵を切れるようにと複数の患者さんを治療する練習も、学生時代からやっていました。
 複数を同時並行で治療する生徒は前代未聞だったかもしれませんが、学生時代から鍼灸専門にしていました。視覚障害者がこれくらいの覚悟でやってきたのに、晴眼者で何でもできる人がいい加減な覚悟でしか学校へ通っていないのは、なぜか腹が立ってきました。そりゃ最近の学生が下積み修行を希望しないはずです。臨床家になる覚悟をせずに学生時代を送っているのですから、厳しそうなところを避けてしまうのです。覚悟のある人だけ集まってくれればいいです。

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