漢方鍼医会での奇経治療34、自宅療法が可能でした

 昨日に書き込みそびれていたのですが、とてもとてもうれしい成果がありました。
 一経での奇経治療に取り組み始めてまだ二ヶ月弱ですけど、概要が偶然にも素早く把握できたので数もこなせるようになってきて、二経治療から「転換してみようか」と思いついた患者自身での治療補助が本当に可能だったのです。
 鍼灸院では銅の専用鍼を用いていますから、これを家庭で行うのに一番手軽なのは10円玉です。それも5秒間当てるだけというシンプルなものですから、これは患者さん自身でしっかり持続できるものになっています。
 年末からの膝の激痛で苦しんでいる女性なのですけど、直角くらいしか曲げられなかったものが治療後にはそこそこ深くまでは曲げられるようになり、奇形で衝脈を使うとしゃがむ直前まで回復できました。そこで公孫にペンで印をつけて10円玉を朝晩当ててもらったところ、数時間ずつの症状緩和が確認できました。
 家庭での補助といえば、宗教団体なら数万円もする祈祷道具を売りつけられそうですし、町の治療室でもそこそこのアイテムを購入させられるというイメージなのですけど、財布の中に普通にある10円玉というのが患者心理として非常にうれしかったという感想でもありました。

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